都知事選
都知事選の期日前投票が始まったので早速投票してきました。自宅のポストに入っていた選挙公報を見ると総勢21名の候補者の選挙にかける意気込みや掲げる政策が紹介されていて、これがなかなかバラエティに富んでおり、中には「コロナはただの風邪」と大きな見出しで始まる候補者もいてちょっとビックリしました。これが都内全世帯に配られていて、多くの人がこの文言を目にしたと思うと何だか不思議な感じがしましたし、各々どんな感想を持ったのか非常に気になります。
当然ながらこのご時世なので、ほとんどの候補者が感染症対策について何らかの政策を掲げていて、都民の関心の多くがそこに向けられていることかと思います。これまで小池知事がとってきた感染症対策に対して色々な立場の都民から様々な意見(ほとんどが批判)がネットを中心に飛び交っています。ネットに投稿しなくとも、テレビのニュースに対して自宅であれこれ好き勝手言っていた人もいることでしょう。この中にどれだけ建設的な批判があったか、その内どれだけの人がちゃんと投票に行くか、これが世の中をよくする上で大事なことだと思います。
東京都選挙管理委員会事務局のデータによれば、前回の都知事選で最も投票率が低かったのは21~24歳(25.70%)で、投票率は年代とともに上昇し、最も高かったのは70~74歳(61.63%)だそうです。日本の平均年齢は48.9歳で、選挙で勝つことだけを考える政治家はこの年代に支持されそうな政策を掲げるでしょう。しかもこの年代の投票率がもともと数の少ない若年層よりも高いのだから、「高齢者優遇だ!」とか「若者にシワ寄せがきている!」という批判が出てくるのも当然のことかと思います。だからと言って選挙に関心を持たずにいつまでも投票率が低いままではいけません。現役世代に対してご高齢の方々の方が時間に余裕があるというのは事実ですが、その上で彼らが積極的に選挙活動されているのもまた事実です。世の中を本気で良くしようと思うのなら、ネット上で罵詈雑言を浴びせてばかりいないで、本当に都全体の事を考えてくれる候補者の政策を自分で調べるなり街頭演説を聞くなりした上で投票所に足を運びましょう。
最寄りの期日前投票所。マスク着用で机が一応離れた状態で設置されてました。エストニアなど人口の少ない国ではオンライン投票も進んでるらしい、日本も近い将来「わざわざ候補者の名前を書いて投票箱に入れるために投票所に行ってたよね。」と言う時代が来るだろうか。
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