手ぶライフのすヽめ

 今日は私が実践している(というか気がついたらそうなっていた)「手ぶライフ」を紹介したいと思う。「手ぶライフ」とは「手ぶら」×「ライフ」の造語だ(さっき思いついた)。社会人2年目あたりから仕事もプライベートもすっかり手ぶらになった。左ポケットにAirPodsとマネークリップ、左後ろポケットにmont-bellのマイクロタオルハンド(21世紀のハンカチとも言われる)、右ポケット或いは右後ろポケットにiPhone。これで一丁上がりである。かれこれ1年近くこのスタイルだが特に問題はなく、むしろ快適だ。都内で会社勤めをしている限り満員電車は避けられないが、手ぶらでAirPodsを付けて目を閉じて乗っていればそこまで不快ではないのだ。また、忘れ物を一切しなくなった。持ち物が必要最低限だから忘れようがない。忘れ物をよくする人はそもそも持ち歩く物が多すぎるんじゃないかと思う。


 仕事で使う物は全て自分のデスクに置いて帰っている。どうせ家に社用PCを持ち帰っても仕事はしないし、したとしても大して捗らない。メールの返信はiPhoneでできる。出社も退社も手ぶらなので最初の頃は職場の人から驚かれた。エレベーターで一緒になれば必ず「あれ、荷物は?」と聞かれていた。しかしなんでも慣れてしまうもので今では誰もつっこんでこないし、たまに弁当持参で出社した際には逆に「え、今日は荷物あるんですね」と言われるくらいだ。


 手ぶライフの何が良いかというと余計なストレスが減ってフットワークが軽るくなることである。ついこの間まで「やっぱり紙の本だな」と言っていたのに、先月Kindle Unlimitedに入会した。月額980円でKindle Unlimited対象の本であれば読み放題というサービスだ(対象外のものが読みたい場合は通常料金を払って読むことになる)。30日間はお試し期間のため良ければ続けるし必要なければ解約しようと思って始めた。今のところKindle自体はやっぱり便利だなと感じる。何しろ手ぶライフにピッタリだし移動時間に読めるのも良い。ただ、読みたい本がKindle Unlimited対象外である場合が多いのでこのサービスは解約してもいいかなと思っている。


 フットワークの軽さを追求すると必然的に自宅の物も減っていく。生活スタイルに合わせていつでも自宅を移動(引っ越し)できるようにするためだ。もとから物は少ない方だがそれでも本は多かった。しかもほとんど読み返すことのない本が。そこで、本当に残したい(書き込みも多く何度も読み返している蔵書)以外は自粛期間中に処分した。その結果もとの半分以下に落ち着いたと思う。


 物に囲まれた部屋が好きだったり、バッグやリュックもファッションとして楽しみたい人も多いと思う。あくまでここで紹介した手ぶライフはほんの一例にすぎない。働き方や価値観が多様化している現代において、各々に最適なスタイルは違って当然だ。世間一般にとってではなく、「自分にとって」何が良いか、をこれからも追求していきたい。


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