事実は小説より奇なり
僕は嘘をつけない。
※時に、僕の作品には事実が文章の節々に沈殿している可能性がありますので、お手持ちのスマートフォンもしくはPCをよく振ってからお読みください。
「彼女がいるのに風俗に行く男性をどう思いますか?」
と女性に聞いた時のベストアンサーは、
「行ってもいいけど、絶対に行ったことを言わないでほしい」
であって、同じ質問を水商売のお姉さんに聞いた場合のベストアンサーは、
「じゃぁ彼女に風俗行ったの?って聞かれたら、すごいお婆さんが出てきて騙されたよ、って言ってね。」
だと思う。
そんなことはどうでもよくて、僕は嘘を書けない。
どうも、Kaede Apartment 管理人のRyosukeです。
この部屋に投稿するのは、妄想短編小説や、旅行記、エッセイになると思う。連載に挑戦することもあるかもしれないし、今の職業柄、日英翻訳をすることもあるだろう。しかし、先に述べたように、僕は嘘が書けない。事実は小説より奇なり、という言葉の通り、僕は事実にこそ、自分の身に起きた事象を大袈裟に、そして繊細に綴ることで、それが読者の皆さんに届いた時に、濾過されたり、消化された時に、作品という形で表現されるものだと思う。
こうやって、僕が大学時代を過ごしたKaede Apartmentの友人と一緒に、新しい形でこのアパート、共同住宅、いわばシェアハウスのようなウェブサイトを始めるに当たって、僕たちは今流行りのzoomを使って、リモートミーティングという名のKaede Apartment引越しパーティを行った。その中で、僕たちが再確認したことは、僕たちの”表現”を世に出すという、覚悟があるか、ということである。
僕たちは、僕たちの存在価値をこのアパートに綴っていく。僕たちの表現には、もちろん読者の方々の価値観との相違から、激しく批判されることもあるかもしれない。しかし、それ以上に大きな共感と感動を感じてもらうこともできるかもしれない。いずれにせよ、僕たちは、自分たちの”表現”を発信することで、何か、新しいものが生まれるのでは。何か、楽しいことに繋がっていくのではないか、と胸を踊らせているのだ。
初めて女の子の部屋に入った時、ソワソワしながら、不自然なくらい整頓された部屋を見渡してまうような感覚。初めて女の子を部屋に招いた時、緊張しながら、彼女の目線を辿ってしまう感覚。部屋というのは、何かが生まれる不思議な空間であって、そして自分の思考が詰まった特殊な空間である。僕たちそれぞれの部屋には、僕たちだけの思考と、”表現”が無秩序に置かれているのだ。そんなKaede Apartmentの住人の生活。管理人として、静かに見守っていこうと思う。
僕は嘘が書けない。
僕は、このアパートの住人のことが1人残らずとても好きだ。彼らと時間を共にしていると、常に新しい自分を見つけることができる。僕たちは、とてもよく似ていて、そして、面白いくらいに正反対なのだ。
とにかく、僕がこの部屋に綴る物語を楽しんでいって頂けたらと思う。
そして僕は嘘がつけないので、きっと彼女がいるのに風俗に行ったら、帰り道に彼女に電話をしながら感想を打ち明けて、その後2日間は口を聞いてもらえなくなるだろう。そして、深夜に自堕落を肯定する爽快な自己嫌悪と共にタバコに火を点けるだろう。
Ryosuke
(僕たちが大学時代を過ごしたKaede Apartment 202号室のある街の港から景色)
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