(交換日記)リモートワークは難しい?
昨日、ようやく一回目のワクチン接種予約が完了した。都内の緊急事態宣言も解除され、僕の勤めている会社もフルリモート体制から週2,3回の出勤になるようだ。リモートワークに関してはコロナの影響で半強制的に進められた形だが、毎日の殺人的な混雑の満員電車通勤から解放され、通勤時間分の余裕も生まれるなどメリットもあった反面、やはり対面じゃないと色々難しい部分もあるなと感じる。
すでに長い時間をかけてある程度関係性が築けている者同士がリモートワークに移行するのと、全くの初対面からリモートワークを始めるのとではだいぶ勝手が違うなとつくづく実感する。現在、新入社員の研修を担当しているが、やりにくくて仕方がない(これは新入社員の方こそ感じていると思う)。まず、そもそもいきなり画面越しで会ったとしても、どういう人なのかが上手くつかめない。オフィスであれば何となく自然に生まれていた雑談も、チャットやビデオ通話では意識的に取り入れないと全く生まれない。加えて、オフィスであれば何となく仕事の様子や電話の様子が都度確認できていたが、リモートだとビデオがつながっていない時に何をしているか全くわからない。結局のところ、face to face にこそが最も効率的で生産的なのでは?と疑ってしまうほどにリモートワークのやりにくさも感じているのが本音だ。「出会って10秒で即ZOOM!」は難しいのである。
とはいえテスラの株価がトヨタの株価を抜いたり、ECの売り上げが百貨店の売り上げを越えたり、webともろに競合する大手ファッション雑誌が廃刊になったりするこのご時世、あらゆるもののIT化はますます加速していくだろうし、もうとっくに最新テクノロジーを取り入れた方が間違いなく良いのに旧態依然として従来のやり方にこだわっていたらこの資本主義社会において生き残っていくのはなかなか厳しいため、不慣れながらも新しいものを取り入れようとしたり、それに適応しようとする姿勢は忘れたくないものである。
-103号室 Soichiro
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