いつも午前4時の脳みそ
「タコパしよう」
私たちの中心にはいつもたこ焼きがあった。
タコパをするという口実で自然とみんなが集まる。
たこ焼きをくるくるしながら
もういいよというくらい熱く語ったり
誕生日サプライズをしたり
時にはちょっとしたことが原因で気まずくなったり。
大学生活の思い出の半分はたこ焼きだったかもしれない。
高校卒業まで部活動の世界しか知らなかった私にとって
Kaede Aapartmentで出会う人たちは刺激的だった。
世界を旅した人、海外で長期留学した人、
ダンスをしている人、音楽をしている人、
俳優を目指している人、
私の知らない世界をたくさん知っている先輩たちだった。
当時の私は、自分自身に何も取り柄がないことに
とてもコンプレックスを感じていて、他のメンバーが羨ましかった。
自分にしかできないことを必死に探してもがいていた。
私はそんな自分に分け隔てなく接してくれる
クセの強い、Kaede Apartmentに集まるメンバーが大好きだった。
花本采伽(24歳)
今、私はお菓子作りという自分が夢中になれるものを見つけた。
来年同じことをしているかなんてわからないけど
とりあえず「今」はこれが楽しい。
当時、Kaede Apartmentに集まっていたメンバーは今では日本中、世界に散らばっていて
すぐに「タコパしよう」で集まることはできない。
でも、このオンラインシェアハウス「Kaede Apartment」を覗くと
当時の個性豊かなメンバーが
当時のまま、心は同じ場所で生きている気がして何だか嬉しい。
東京に住み始めて一年。
現実は厳しいこともたくさんあるし、
評価されるポイントもステータスがうんぬん...
北海道にいたころとは環境が全然違う。
その波に流されそうになって必死に自分を見失わないようにしている自分に気づく。
でもこうして当時のメンバーが集まるオンラインシェアハウスの中でなら、当時の真っ直ぐな心で自分を表現できる気がして、とても居心地が良い。
少しだけ大人になった私たちで
それぞれの部屋から見える景色は違うけど
この場所からまた一緒に面白いことができたら。
そんなことを考えているここ数日、
とってもわくわくしています。
午前4時、気付いたらこんな時間まで熱く語ってしまいました。
目覚めたらもう少し俯瞰的に考えられる脳みそになっていないかなぁ。
この部屋では「お菓子」と「言葉」をキーワードに、
私の見ている景色やここの住人の言葉と共に「お菓子の何か」を発信していきたいと思います。
ここから何が生まれるんだろう。楽しみだなぁ。
【写真】いつかの誕生日サプライズの時のKaede Apartmentの風景。
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